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088:朝食を食べない人は野菜不足

 朝食は1日のスタートのためのエネルギー源です。朝食を抜くと、午前中はエネルギー切れを起こしてしまい、体も脳も十分に働きません。また、空腹が続いて一種の飢餓状態になっているときに昼食をたくさん食べると、体が脂肪を蓄えようとするので、肥満を招く一因にもなります。ところが、最近の調査では朝食を食べない人は依然として増えています。さらには、朝食抜きの習慣が、日本人の野菜不足にも関係していることがわかってきました。

朝食を食べない人のうち8割以上が野菜不足

 最近の「国民健康・栄養調査」によると、朝食を抜く人は年々増えており、特に30代男性と20代女性に多いのが特徴です。なかでも30代男性の朝食欠食率は、平成9年度の調査では20.5%でしたが、10年後の平成19年度には30.2%と大幅に増加しています。
 同様に深刻なのが日本人の野菜不足です。厚生労働省は「1日に350gの野菜を食べよう」という目標を掲げています。ところが、平均摂取量は290gほどで、目標達成にはほど遠い状態です。
 さらに、朝食の習慣の有無と野菜の過不足の関係を見た統計では、朝食を食べない人には野菜不足の人が多いことがわかりました。朝食を食べる人の場合、野菜を目標の350g以上食べている人の割合は32.5%でしたが、朝食を食べない人ではわずか16.3%。つまり、8割以上の人が野菜不足だったのです(グラフ1参照)。

朝食の喫食状況別・野菜摂取量の分布割合(20歳以上)

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 野菜を1日に350g食べるという目標量は大変と感じるかもしれませんが、3食に分けて1食で120gくらいずつ食べれば無理がありません。ところが朝食を抜くと、野菜を補給できる貴重な機会が減ってしまい、野菜不足につながりやすいのです。
 また、年代別に見ると、朝食抜きの人が多いのも、野菜摂取量が少ないのも、20代と30代、次いで40代です(グラフ2、3参照)。仕事や子育てで忙しい年代ですが、この時期の食生活しだいで、生活習慣病になるリスクが違ってくるので要注意。まずは野菜たっぷりの朝食を摂ることから食生活をリセットしましょう。野菜の摂取量の目安については、本サイトの「野菜・果物摂取量めやす早わかり」(http://www.dole.co.jp/5aday/about/one_plate.html)で、わかりやすく写真で説明していますので参考にしてください。



朝食欠食の状況

野菜摂取量の平均値

<グラフ1、2、3:平成19年「国民健康・栄養調査」より>