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101:フレッシュフルーツできれいになる!

フル−ツは調理をしなくても生のまま食べられるのが大きなメリット。手軽に楽しめるだけでなく、加熱や調理によって失われがちな栄養素も、生のフルーツならむだなく摂ることができるからです。
 最近では欧米を中心に、加工による栄養素の損失がない、生の食品を意識して食べようという運動が広がっています。なかでもフルーツは、美と健康への意識の高い女性たちの間で、改めて注目されているのです。特にフレッシュなフルーツでしっかり摂りたいのが、体の中からきれいになるために欠かせないビタミンです。

フレッシュフルーツでビタミンCをむだなく摂る

美肌に欠かせないビタミンC。肌の大敵である紫外線の害を防ぎ、皮膚そのものを強くして、肌の調子をととのえてくれます。ところが、水に溶け出やすいうえに熱にも弱いため、調理で失われやすいのが欠点です。例えば、ほうれん草を3分ゆでると、ビタミンCは約半分になってしまいます。フルーツは、そんなデリケートなビタミンCの補給にぴったり。実際に統計をみると、日本人は1日のビタミンC摂取量のうち、約3割をフルーツから摂っています。*
逆にいえば、フルーツが足りないと、ビタミンC不足に陥りやすいのです。

<ビタミンCが豊富なフルーツ>
オレンジ,グレープフルーツ、
いちご、キウイ、マンゴー、パパイヤなど

ビタミンB1 、葉酸もフルーツで補給

ビタミンB1や葉酸などのビタミンB群も水に溶けるので、調理で失われやすいビタミンです。特にビタミンB1は熱にも弱く、加熱するといっそう溶け出しやすくなってしまいます。
 ビタミンB1は糖質を分解・代謝してエネルギーに変える働きがあり、ダイエットのためにも欠かせません。また、葉酸は貧血を防ぐほか、細胞を新しく作り出すときに必要なので、不足すると粘膜が弱まって口内炎を起こしたり、肌も荒れやすくなります。ビタミンB1は肉類など、葉酸は野菜にも豊富ですが、生のフルーツなら調理による損失がないうえ、一度に食べる量も多いので、補給源としておすすめです。

<ビタミンB1が豊富なフルーツ>
パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツなど

<葉酸が豊富なフルーツ>
パパイヤ、グレープフルーツ、アボカド、いちごなど

ビタミンB1 、葉酸もフルーツで補給

生のフルーツは、一つひとつが天然のビタミンをそのまま摂れるカプセルのようなもの。食後のデザートやおやつもフルーツに変えれば、ビタミン不足解消になるうえ、便秘を防ぐ食物繊維もしっかり摂れます。ところが、現実には日本人はフルーツ不足状態。特に20代〜40代は、1日の摂取目標量の半分以下しか食べていません。*
 おすすめなのは、フルーツをいつでもさっと手に取れる場所にストックしておくこと。リビングやキッチンのテーブルに、色とりどりに盛り合わせて置けば、インテリアとしても楽しめます。器もお部屋とコーディネートして、スタイリッシュ派なら足の高いフルーツコンポート、エスニック派なら東南アジアの籐かごなどお好みでどうぞ。また、マンゴーやパパイヤなど追熟するフルーツも身近にあれば食べ頃を逃しません。ここぞというタイミングで食べる2時間ほど前に冷蔵庫に入れ、ひんやり冷やしていただきます。体の中からきれいになるために、“フルーツと暮らす”こんなライフスタイルを楽しんでみませんか?

*:厚生労働省「平成19年度国民健康・栄養調査報告」より