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ナタデココのふるさとはフィリピンです。約100年ほど前にはすでに作られていたといわれています。フィリピンにはハロハロと呼ばれる日本の蜜豆のようなデザートがありますが、ナタデココはそのハロハロによく使われ、ちょうど蜜豆に寒天を加えるような感覚で食べられています。
そんなフィリピンのデザートが、日本で知られるようになったのは1992年の夏ごろでした。最初はデザート好きの若い女性の間で話題になっていたのが、マスコミで取り上げられて一大ブームになったのです。
それでは、ナタデココはどのように作られるのでしょうか。ナタデココの主な原料はココナッツの実です。ココナッツのかたい皮の中には、とろりとした果肉部分と液状のココナッツ水があります。それに水や砂糖を加えたあと、酢酸菌の一種であるアセトバクター・キシリナムという菌を加えて発酵させるのです。すると、表面に徐々に膜ができてきます。その膜が15mmほどの厚さになったときに取り出したものがナタデココです。
日本で一般に出回っているのは、この膜を食べやすく切り、酸を抜いてシロップ漬けにしたものです。ナタデココとはスペイン語で、「ナタ」は「液状に浮く上皮」、「デ」は英語のofにあたり、「ココ」はココナッツの意味です。まさにその名の通り「ココナッツに浮く上皮」なのです。
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