\女子力アップ/

女子力アップ

ドールのコラムで女子力アップ #:196 2015.01.15更新 <監修: 医学博士 長野美根>

女子会での無理飲みはご用心!

気の合った仲間が集う新年の女子会。おいしい料理にワインやビールはつきものですが、今は飲み放題コースなどの誘惑も多い時期ですね。日頃はあまり飲まない女子も、ついつい雰囲気に負けて飲み過ぎてしまいがち。苦しくなったり、気持ちが悪くなったり、ひどい二日酔いになってから後悔しても手遅れです。日頃から自分の酒量はきちんと把握しておきましょう。そのためにも、生まれつきお酒に強い体質の人と、弱い体質の人が居ることも知っておきたいものです。

アセトアルデヒドを分解する力が分かれ道。

アルコールは体内に入ると、胃や小腸、さらに肝臓に運ばれて処理されますが、この過程で「アセトアルデヒド」という毒性の高い物質が生まれます。これが神経に作用して悪酔いしたり、つらい二日酔いの症状を引き起こすのです。このアセトアルデヒドを分解する働きをするのが、「アセトアルデヒド脱水素酵素」という物質です。私達は、このアセトアルデヒド脱水素酵素がよく働く人、働きが弱い人、まったく働かない人の3つのタイプに分けられるのです。つまり全く働かない人はお酒を飲むことはできません。無理して飲んでも苦しくなるだけです。
 これは私達が持っている遺伝子と関係が深く、親からもらった体質によるものです。人種によってもアセトアルデヒドの分解能力に差があるようです。一般に欧米人のほとんどがお酒に強い体質で、日本、中国、韓国人はお酒に弱い、飲めないなどの体質の人が、かなり多く存在するといわれています。

お酒に強い人と弱い人の差は他にもあるの?

同じお酒が飲める体質の人でも、強い、弱いには色々な要因が関係します。まず体格の良い人は筋肉量や血液量が多いため、同じ量のアルコールを摂取しても、血中アルコール濃度が上がりにくく、お酒に強い傾向があります。また一般に女性は男性よりも代謝能力が低いため、お酒に弱い傾向があります。ですから体格がいいからといって、男性と競争して同じ量を飲んでいると、女性のほうが肝機能障害のリスクが高くなるのでご用心を。
 よく毎日お酒を飲んでいるとだんだん強くなるといわれますが、もともとアセトアルデヒドを分解できない体質の人は、いくら飲んでも強くなることはありません。無理にお酒を飲んでも気持ちが悪くなるだけです。また飲めるけれども赤くなると言う人も、アセトアルデヒドの分解能力の弱い人なので注意が必要です。飲める人は、慣れで分解能力が高まり、わずかに強くなることはありますが、そのために飲酒量がふえてしまったのでは健康のためにも良くありません。

二日酔いになってしまったら

二日酔いになってしまったら

つい飲み過ぎて二日酔いになってしまったら、まず血液中のアセトアルデヒドを早く体外へ出すことがベストです。利尿作用のあるカフェインを含んだお茶類や、薄めのコーヒーなど、水分をたっぷりとりましょう。手作りのフルーツジュースで二日酔い対策をしましょう。飲酒で失われてビタミンやミネラル類の補給にも役立ちます。