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果物と野菜を中心とした生活を #:91 2010.03.09更新 <監修: 医学博士 長野美根>

生ゴミを減らす野菜の買い物&活用術

家庭から出る生ゴミの内訳を調べた調査では、野菜の皮は生ゴミ全体の10.2%、野菜のくずや芯などは15.4%、食べ残した野菜は5.2%でした(2002年・京都市調べ)。これを合計すると、野菜から出るゴミは生ゴミの約3割を占めていることになります。生ゴミを減らせば、ゴミの運搬や処理の経費、その際に発生するCO2を抑えられます。また、貴重な資源である食料をむだにせず、有効活用することにもつながります。ゴミの減量には毎日の心がけが大切。特に野菜は、買い物や下ごしらえ、調理の工夫で、出るゴミをぐんと減らすことができます。

買い物で食べきれる量を買う

何よりももったいないのは、食べ残して傷んでしまった野菜を捨てることです。買い物のときは、お得なまとめ買いもほどほどに。献立の予定と野菜の日持ちを考えて、家族で食べきれる量を買いましょう。バラ売りや量り売りを利用すれば、適量を買うことができます。
買いおきがあるのを忘れて、同じものを重ねて買ってしまうのも食べ残しを増やす原因になります。これを防ぐには事前に冷蔵庫やストックをチェックしておき、足りないものや買いたいものをメモしておくのがいちばんです。

下ごしらえで可食部をできるだけゲット

パプリカやピーマン、トマトのヘタの部分を、大きくカットしていませんか?
パプリカやピーマンは縦2つに切ってヘタの硬い部分と種を取れば十分。特にパプリカは肉厚なので、へたごと頭の部分をカットしてはロスが大です。本来は廃棄率15%だけという活用効率の高い野菜ですから、むだなく使いましょう。
トマトは包丁の先でヘタのまわりだけをぐるりとえぐるようにカットすればOKです。
玉ねぎも薄皮をすべてむいてから頭と根元を切ると、ギリギリのところまで食べられます。また、ほうれん草や水菜などの葉野菜も、根元を大きく切らず、ごく先の部分だけを少量カットしましょう。
いも類やにんじんなどの皮も、なるべく薄くむくように。かぶやかぼちゃは、皮をむかなくてもおいしく調理できるので、皮ごと使えば、出るゴミをぐんと減らせます。

調理で丸ごと使い切る

捨ててしまいがちな大根やにんじんの葉、キャベツやレタスの外葉なども、ゆでたり炒めたりして加熱すればおいしく食べられます。また、にんじんの皮、ブロッコリーの茎などの少し硬い部分は歯ごたえを生かしてきんぴらなどに。ねぎの青い部分やセロリの葉などは、料理の青みや風味付けにハーブとして使えます。しかもこれらの部分は栄養価も高いので、ぜひ有効活用を。半端に使い残した野菜はそのままにしておくとむだにしがちです。保存びんにピクルス液を作ってストックしておき、余った野菜をその都度入れれば、おいしく食べきれます。大地の恵みをむだなく活かしましょう。

リサイクルメニューで残り野菜で在庫一掃

週に1度は残り野菜をチェックして“在庫一掃デー”に。献立の工夫でおいしく食べきりましょう。簡単でおすすめなのは、野菜炒めやスープです。ありったけの野菜をざくざく切って、あとは炒めだれやスープの味付けでバリエーションを楽しみましょう。また、最近注目の蒸し野菜クッキングにも残り野菜を。油なしのヘルシー調理で、野菜をたっぷりいただけます。
小さく半端に残った野菜も、さいの目などに切ればOK。たとえば、コンソメスープで煮れば野菜のうまみたっぷりのミネストローネが作れます。チャーハンやぎょうざの具に加えてもよいでしょう。