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果物と野菜を中心とした生活を #:201 2015.04.14更新 <監修: 医学博士 長野美根>

外反母趾でもハイヒールを履きたい

外反母趾とは、足の親指が付け根から人指し指の方向に曲がり、変形した症状のことです。女性に多く見られるのは、女性の方が関節がやわらかく、筋力がない分曲がりやすいからだと言われています。骨格的には、足が平らで親指が長い人や、関節がやわらかい人が要注意。また長い時間立ったままの仕事をしている人や、つま先の細い靴、ヒールの高い靴を好んで履いている人も、外反母趾予備軍か、すでに外反母趾になっているかもしれません。

外反母趾がすすむと、足以外にも症状が

外反母趾のなりはじめでは、親指の付け根が腫れて痛くなってきます。だんだん足指が外側に曲がりはじめ、骨が曲がったり、出っ張ってきます。ただ足の指が曲がるだけと、軽く考えてはいけません。外反母趾は2次的な障害を発生させることもあるのです。頭痛や肩凝り、腰痛やめまい、下半身太りや変形性ひざ関節症など、よくありがちな体の不調が、実は外反母趾と関係がある場合も考えられます。我慢したり、ひどくならないうちに、専門家のフットケアを受けて、適切なトレーニングやストレッチをはじめましょう。

靴の選び方と履き方

フットケアをすすめる一方、靴の選び方や履き方にも気をつけましょう。ぶかぶかの靴や、華奢なパンプス、ハイヒールなど、いわゆる「脱げやすい靴」は外反母趾の原因になります。なぜなら、歩きながら、脱げないよう指に不自然な力を入れてしまうからです。指が浮いていると指の力は大地に伝わらず、その分、指の付け根への衝撃が大きくなり、親指の付け根の骨が外へ出っ張ってしまうのです。ファッション性の高い先の細いヒールやパンプスは、さらに足を痛めます。左右から指を圧迫し、足指でふんばる力を制限するので、ますます筋肉が弱まり、外反母趾が進行するのです。

それでもハイヒールを履きたいときは

とはいえ洋服とのバランスもあり、ハイヒールをあきらめきれないのが女子心。そんなときの選び方のポイントをいくつかご紹介しましょう。

・ヒールは3~5cmくらいまでの高さで、ある程度太さのあるしっかりしたもの。
・爪先は三角形よりスクエア型で、靴の先端が親指寄りのもの。
・靴の甲の部分が深く、脱げにくいデザイン。

・ウィズ(親指と小指の付け根を結んだあたりの足の回りの長さ)がゆるすぎず、きつすぎず、足指が動かせること。

このほかにも、皮のやわらかいものや、敷き皮が前にすべりにくいものなどもしっかりチェックして選びましょう。
 とはいえ外反母趾が不安なら、ハイヒールは無理せずTPOに応じて履きこなしたいもの。通勤はコンフォートシューズ、デートやアフターファイブのパーティーなど、履き替える手間を惜しまずに足をいたわりましょう。