\食育と栄養学/

食育と栄養学

正しい知識でこれからの毎日を楽しく 2015.07.07更新 <監修: 医学博士 長野美根>

南国フルーツでクールダウンおやつ

ここのところの猛暑続きの夏には、熱中症にかかる人も増えています。めまいや立ちくらみ、軽い吐き気など、ふだんからありがちな症状から始まるので、自分が熱中症とは気づかぬ人も多いようです。放置して大事になる前に、熱中症のメカニズムを知って油断せずに予防をしましょう。 

湿度が高いときも熱中症にご用心

猛暑の夏、私たちは体温が上昇すると皮膚に血液を集めて皮膚から熱を放散したり、汗をかくことで体温を下げたりしています。ところが体力が落ちていると、その調節能力が低下して、外の気温の変化に対応しきれなくなるのです。体内の水分は汗や尿などによって体外に排出され、同時に体調を整える役割をするミネラルなども排出してしまい、これらが不足するとますます熱中症にかかりやすくなります。さらに熱中症は炎天下だけでなく、室内でも注意が必要。湿度が高い室内では、汗が蒸発しにくく、皮膚の表面にたまり、熱がこもったままになるからです。

水分補給は南国のフルーツで

熱中症を防ぐには、こまめな水分補給が大切です。一度に大量の水を飲んだのでは腎臓への負担が大きくなります。また暑いと大量に汗をかくので、塩分(ナトリウム)も一緒に流れ出します。失ったナトリウムを補給しないまま水だけを飲むと、体は体内の塩分濃度を保ために、補給した水を排泄しようとするため、逆に脱水症状がすすむ場合もあるのです。ですからこまめに少量ずつ水分をとって体をうるおしてください。
 より効果的な熱中症対策のポイントは、「水分+適度な塩分」ですが、さらに「適度な糖分」も同時摂取すれば、吸収がぐんと高まります。そこでおすすめしたいのは、フルーツによるクールダウンです。もともとバナナやパイナップル、マンゴーなどのトロピカルフルーツには体を冷やす性質があり、ビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富です。またグレープフルーツやオレンジなどの柑橘類は、甘くて水分もたっぷり、ビタミンCも豊富です。このようなメリットを生かして、熱中症対策にぴったりのおやつを手作り作りしてみませんか。

「ローイゲーオ」風の簡単デザート

「ローイゲーオ」風の簡単デザート

1)缶詰のパイナップル、マンゴーを一口大に切り、器に盛り、好みの塩をひとつまみふる。

2)氷をビニール袋などに入れ、すりこぎで細かく砕く。

3)1に炭酸水を注ぎ、2の氷を浮かべる。好みで缶詰のシロップを少量加えてもよい。

グレープフルーツのハニーソルト

グレープフルーツのハニーソルト

1)グレープフルーツは薄皮をむいてボウルに入れ、好みの塩をひとつまみふって、冷蔵庫で1時間程冷やす。

2)1を器に盛り、はちみつ適量と細かく砕いた氷をのせる。氷を溶かしながらスプーンでいただく。好みでミントを添えて