\食育と栄養学/

食育と栄養学

正しい知識でこれからの毎日を楽しく #:210 2015.08.18更新 <監修: 医学博士 長野美根>

夏カレーにはフルーツを

皆が大好きなカレー。「夏カレー」というキーワードも、このところすっかりお馴染みになりました。食欲の落ちる夏こそ、スパイシーで食欲をそそるカレーをモリモリ食べて夏バテを解消。そんなカレーに、ビタミンやミネラル類、食物繊維が豊富で、クールダウン効果もある南国のフルーツをプラスしてみませんか。いつものカレーに香りや甘味が加わって、深みのある夏カレーが楽しめます。

カレーが夏にぴったりなのは

そもそもカレーは暑い国が発祥の食べ物。スパイスの効いたカレーを食べると体の中から温まり、外気温との差を縮めることができます。また汗をかくことで体温が皮膚から逃げて、清涼感も感じられるというわけです。
 また香りがよく、食欲増進効果のあるスパイスをたくさん使っているので、食欲が落ちていてもおいしく食べられます。なかでもカレーには欠かせない、ターメリックの漢方名は「ウコン」。昔から肝臓の働きを助けてくれると言われています。ほかにもコリアンダー、シナモン、クミンなど、スパイスが豊富なのもうれしいところです。
 一皿で、お米、肉、野菜などいろいろな食材を組み合わせてとれるのも、栄養面でのメリット。炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラル類も同時にとれます。暑さが続くと食欲が落ち、ついあっさりしたものばかり食べていませんか。栄養がかたよりがちな夏場にこそ、具だくさんのカレーを食べましょう。ここにフルーツをプラスすれば、さらに栄養面が強化されます。食物繊維やビタミン・ミネラル類がより多く加わるうえ、フルーティーな香りや、甘酸っぱさが消化を助けてくれます。それはフルーツに豊富なクエン酸が、食欲を刺激してくれるからです。
 今年の夏カレーにはフルーツをプラスして、元気な食欲を取り戻しましょう。

コンビーフとバナナのカレー

コンビーフとバナナのカレー

1)鍋に薄切りのニンニク、玉ねぎ、ざっとほぐしたコンビーフ、 つぶしたバナナ(4人分量なら1本分)を炒め、ブイヨンで煮て、辛口のルーを入れる。

2)とろりと煮込んだら、ケチャップ、ウスターソースで味をととのえる。

3)器にご飯とともに2を盛り、バナナのスライス、干しぶどう、好みのナッツなどをトッピングする。

豚肉とパイナップルのカレー

豚肉とパイナップルのカレー

1)豚肉、野菜(玉ねぎ、にんじん、じゅがいも)、パイナップル(4人分で200 g)を一口大に切る。鍋に油を熱し、はじめに玉ねぎ、肉、その他の野菜の順に炒め、ブイヨンで煮る。

2)1のアクをとりながら煮て、肉が柔らかくなったらルーを煮溶かす。仕上げにパイナップルを入れて火を止め、バターライスにかける。(ヨーグルトを隠し味に加えてもよい)