\女子力アップ/

女子力アップ

ドールのコラムで女子力アップ #:110 2010.12.14更新 <監修: 医学博士 長野美根>

ネイルの健康学

色とりどりのマニキュア、ネイルアートや付け爪など、指先のおしゃれを楽しむ人が増えています。ところがその一方で、爪が変形したり、割れるなど爪の悩みを抱える人も急増中です。どんなにきれいなネイルアートも、肝心の爪が健康でなければ美しい指先は演出できません。爪は肌と同じように、栄養状態が反映しやすい部分です。体の中から爪の美しさを保つにはどんな栄養が必要なのでしょうか

爪の材料になるタンパク質を確保

爪はもともと皮膚だった組織が硬く変化したもので、主にケラチンというタンパク質でできています。爪は1日に0.1~0.15mmずつ伸びるので、常に新しい爪を作る必要があります。そのためには、まずケラチンの材料になるタンパク質をしっかりと摂らなくてはいけません。また、細胞と細胞をつなぐ働きをするコラーゲンも必要ですが、これもタンパク質から作られます。つまり、タンパク質が不足すると、爪がもろくなって、欠けたり、二枚爪などになりやすいのです。

細胞の生成を助ける亜鉛も欠かせない

体内では常に古い細胞が死に、新しい細胞が生まれるという新陳代謝が繰り返されています。日々伸びつづける爪は、とくに新しい細胞が盛んに作られる場所です。その新しい細胞を作るために欠かせないのが亜鉛です。亜鉛は、ダイエットのために食事制限をしたり、偏った食生活をすると不足しやすい栄養素。亜鉛不足になると、爪のトラブルだけでなく、味覚障害や肌荒れなど、さまざまなトラブルを引き起こすので注意が必要です。亜鉛は、かきやレバーなどに豊富ですが、魚介類全般や肉類にも少しずつ含まれています。多種類の食品をバランスよく食べるようにするとよいでしょう。

爪が反る人は鉄不足、波状になるのはビタミン不足

爪が反る人は鉄不足、波状になるのはビタミン不足

爪がスプーンのように反ってしまうことがありますが、これは「スプーン爪」「匙状爪」などと呼ばれ、鉄が不足すると起こりやすい症状です。また、爪が波のようにうねる場合は、ビタミン不足が疑われます。とくにビタミンB2、B6などのB群は、タンパク質の代謝やケラチンの生成にかかわるので、美しい爪を保つためにはしっかり摂りたいビタミンです。また、爪を丈夫にするコラーゲンを生成するためには、ビタミンCも必須です。
 これらの栄養素は、いずれも全身の健康を保つためにも欠かせない重要な栄養素ばかり。ですから、爪の状態は全身の栄養状態を示すバロメーターでもあるのです。ときにはマニキュアを落として、爪の健康をじっくりチェックしてください。