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果物と野菜の美容効果を実感 #:120 2011.05.24更新 <監修: 医学博士 長野美根>

ツヤ髪キープの食生活

髪のツヤやハリがなくなったと感じることはありませんか?髪には日々さまざまなダメージが加わっています。ドライヤーの熱風やヘアカラー、パーマ液のほか、この時期にぐんと増える紫外線も髪も傷めます。それに加えて見落としがちなのは、食生活の影響です。どんなに外側からトリートメントしても、髪がパサついたり、スタイリングが決まらないという人は、栄養不足が原因かもしれません。美しい髪はキープする食生活のポイントとは?

髪と地肌の健康を支えるタンパク質を摂る

髪はもともと皮膚から変化したもので、その約95%がケラチンというタンパク質でできています。ケラチンの主成分はイオウを含む「含硫アミノ酸」です。このアミノ酸は、イオウと結合することで他のタンパク質に比べて丈夫な組織を作るのが特徴で、髪にツヤを与える働きをしています。ですから、髪の健康のためには、まず髪の材料になる含硫アミノ酸を含む動物性タンパク質や大豆をしっかり摂ることが大切です。動物性タンパク質は、肉、魚、卵などに豊富ですが、注意してほしいのはダイエット中の人です。確かに動物性食品は高カロリーのものが多いのですが、極端に控えていると髪にも悪影響があるので気をつけてください。

新陳代謝を促す亜鉛やヨウ素も不可欠

髪は毎日伸び続けているので、常に新しい細胞を作りだすためには、新陳代謝を促す栄養素も必要です。代表的なのが亜鉛とヨウ素です。亜鉛はタンパク質の合成に欠かせないミネラルで、DNAの情報を伝達したり、細胞分裂を促します。そのため髪や爪など新陳代謝が活発なところに多く必要とされます。亜鉛は、カキをはじめとする貝類やレバーに豊富です。
 一方ヨウ素は、成長にかかわる甲状腺ホルモンの材料になって、髪の成長を促す働きをします。一般に髪には海藻がよいと言われますが、これは昆布やわかめなどの海藻にヨウ素が多く含まれていることも関係していると考えられています。

髪のパサつきは食生活への注意信号?

髪のパサつきは食生活への注意信号?

毛髪はもちろん、髪を支える地肌や毛根にトラブルがあっても、髪の美しさを保つことはできません。皮膚などのタンパク質の代謝を促すためにはビタミンB2B6不可欠。B2はうなぎやレバー、B6はかつおやまぐろ、さけなどに豊富です。また、毛根にしっかりと栄養素を補給するためには、地肌の血行をよくするビタミンEも有効です。ナッツ類やかぼちゃ、赤パプリカなどに多いので、意識して摂りましょう。
 このように、髪の健康もタンパク質やミネラル、ビタミンをバランスのよく摂ることが大切。タンパク質だけや、海藻だけを食べても効果は期待できません。髪がパサついてきたら、栄養バランスに問題がないか、日頃の食生活を振り返ってみてください。