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歴史と雑学

果物と野菜に関するなるほどがいっぱい #:146 2012.06.12更新 <監修: 医学博士 長野美根>

フルーツのアロマを楽しむ

アロマテラピーという自然療法が、おしゃれな女性たちを中心に広まり、今ではすっかり定着しているようです。アロマとは「芳香」のこと。テラピーは「治療」を意味します。つまりアロマテラピーとは植物の持つ芳香成分を利用して、リラクゼーションやリフレッシュに役立てる療法のことです。
 このように定義づけると、なにやらしかつめらしくなりますが、決して難しいものではありません。簡単に言うと、植物のナチュラルな香りを楽しみながら、心と身体のバランスをとり健康的に暮らすことが目的です。

フルーツのアロマにはリフレッシュ効果がいっぱい

アロマテラピーで使われる、植物からとった精油(エッセンシャルオイル)は、フローラル系やハーバル系、ウッディー系やスパイシー系など多種多様。なかでもフルーティーな爽やかさで人気の高いのがシトラス系です。シトラス系の精油は主に柑橘類の皮から抽出されることが多く、その香りは、グレープフルーツやレモンの皮をむいたときに立ち込める、はじけるようなフレッシュ感にあふれています。フルーツの軽やかな香りは、他の匂いと混ざっても不快感がなく、香りが残りすぎることもないので、アロマ初心者にもアロマ通にも愛されています。
 爽やかさのなかにもちょっぴり個性の違うシトラス系の精油。それぞれの香りの特徴と、期待されるリフレッシュ効果を見ていきましょう。

・レモン(香りの特徴と期待されるリフレッシュ効果)
甘酸っぱく、フレッシュでシャープな印象の香りは、すっきりとリフレッシュしたいときに最適。気分をひきしめ、集中力を高めます。眠気ざましにも効果的です。

・ライム(香りの特徴と期待されるリフレッシュ効果)
ほろ苦さと甘さを感じる鋭角的な芳香は、気持ちの切り替えを助け、沈みがちな心を元気づけてくれます。デスクワークで疲れたときのリフレッシュにも最適です。

・グレープフルーツ(香りの特徴と期待されるリフレッシュ効果)
かすかな酸味をともなう甘く清々しい香りは大人気。気持ちが明るく、おだやかになります。食べ過ぎや食欲不振など、食欲のアンバランスを調整する働きがあると言われています。

・スイートオレンジ(香りの特徴と期待されるリフレッシュ効果)
太陽のように明るく親しみやすい甘さが、多くの人に好まれる香りです。落ち着きや安心感をもたらすので、安眠のため、寝室などで香りを楽しむこともおすすめです。

こうした精油の一般的な楽しみ方は、お部屋での芳香浴です。専用のアロマポットやアロマランプを使って香りを楽しみながらリラックスしてください。ほかにもインテリアを兼ねたアロマキャンドルやアロマディフューザーなども豊富に出回っています。
 お風呂でリラックスしたいならバスタブに精油を落としてアロマバス、もっと手軽に芳香浴をしたいなら、ティッシュやコットンなどにお好みの香りを1~2滴落とし、枕もとに置いたり、バッグなどに入れてもよいでしょう。
 蒸し蒸ししがちなこれからの季節。あなたもフルーツのアロマを上手に生活に取り入れて、心と身体をリラックス&リフレッシュさせてください。