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健康

からだによいこと、つづけて元気に #:159 2013.01.08更新 <監修: 医学博士 長野美根>

ウインターブルーはフルーツで解消を!

「ウインターブルー」という言葉をご存じでしょうか。なにやらロマンチックな曲のタイトルのようにも思えますが、実は病気の名前なのです。北欧や英国など日照時間の少ない国に多く、とくに冬場に気分が落ち込んだり、体調が悪くなることからこう呼ばれます。
 日本では日が短くなる晩秋から翌年の春ごろまで、この「冬季うつ」の症状があらわれることがあり、20~30代の女性に多いといわれています。症状は眠りが浅く朝起きるのが辛かったり、集中力が低下してやる気が起きなかったり、人づき合いがおっくうになったり、過食気味になるなどいろいろです。春になって自然に治る~ということを毎年繰り返すようであれば、軽い「ウインターブルー」かもしれません。

日光浴の時間と生活を見直すことで元気になりましょう

日光浴の時間と生活を見直すことで元気になりましょう

「ウインターブルー」になるメカニズムには、まだよくわからないことも多いのですが、対処法の第一はよく光を浴びることです。光を浴びる時間が短いほど生体リズムが乱れやすくなるというデータがあります。重症の場合は、病院などで専用の光装置をあてる「光療法」が施されますが、軽い場合は、日常生活のなかで改善と予防が十分にできます。
 まず朝起きたら、すぐにカーテンを開けて日光をたっぷり浴びてください。曇りの日でも大丈夫。読書などをしながら窓際で30分~1時間ほど過ごすだけでも効果的です。デスクワークで外出や日光にあたる機会が少ないのであれば、昼休みに外出したり、休日は積極的に散歩をすることなどをおすすめします。寒いからと家でちぢこまってばかりいると、ますます気分が落ち込みますよ。

フルーツのパワーで、ブルーな気分とさようなら

フルーツのパワーで、ブルーな気分とさようなら

冬の寒さに加えて睡眠不足など、体がストレスにさらされると、それに対抗して副腎皮質から抗ストレスホルモンが分泌されます。このホルモンは、血圧を上げ、血中の糖分をふやし、エネルギーを燃やすことで体を活性化させてストレスに対抗します。このホルモンの生成に欠かせないのが、柑橘類に多いビタミンC。ストレスに立ち向かうためにも、フルーツでビタミンCをたっぷり補給してください。
 食事にバナナを加える事もおすすめです。バナナに含まれるトリプトファンは必須アミノ酸のひとつ。トリプトファンは体内で、ビタミンB6やブドウ糖などとともにセロトニンを作ります。セロトニンは心身のバランスを調整する働きをする脳内情報伝達物質で、不足すると気分の落ち込みやイライラが起こるのです。ですから、セロトニンの生成に役立つ材料を全て含んでいるバナナは、ブルーな気分をを吹き飛ばすフルーツというわけです。
 さらにフルーツのさわやかな香り、特に柑橘の皮に含まれる精油成分のリモネンには、気分をリフレッシュさせる働きがあります。いつもフルーツを身近に置いて、ウインターブルーの季節を乗り切ってください。