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パイナップル、バナナ、ブロッコリ、セロリ 「ドールトリオプラス」スムージーの摂取による食後血糖値への影響を検証する

株式会社ドールは平成24年8月より同志社大学大学院生命医科学研究科アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授と共同研究において探索的オープンラベル試験を行い、以下の研究結果が得られました。

検証結果

糖化ストレス抑制および生活習慣病予防に有用

01包装米飯を基準食とした時の血糖上昇曲線下面積(血糖AUC)の比較

包装米飯200gを基準食として、他4種類の試験品摂取時の血糖上昇曲線下面積(AUC)を比較した結果、AUCは包装米飯と比べて、スムージー全量(p=0.001)、食パン170g(p=0.014)、食パン80g+スムージー半量素材の生食(p=0.032)で有意に小さかった。
また同様に食パン80g+スムージー半量(p=0.085)のAUCは基準食と比べて小さい傾向がみられました。

AUCの違いは試験品の糖質量が同量であることから、各試験食に含まれる食物繊維量、脂質量および糖質を構成する糖類の影響が考えられました。

試験品1食あたりの食物繊維量は包装米飯(0.6g)が最も少なく、次いで食パン170g(3.9g)、食パン80g+スムージー半量または生食(6.9g)、スムージー全量(10.2g)の順に多かった。
また脂質量は包装米飯(0.6g)が最も少なく、次いでスムージー全量(0.97g)、食パン80g+スムージー半量または生食(4.0g)、食パン170g(7.5g)の順に多かった。
また食後血糖が最高値に達する時間は、包装米飯と食パン摂取時が45分後、スムージーが30分後で少し早かった。

10種類の果物摂取時と包装米飯摂取時における食後血糖の推移を調査した結果では1)、すべての果物摂取時に包装米飯摂取より早く最高血糖値になり、その後すぐに低下しています。

本試験でもスムージー摂取では同様の結果であり、この原因としてスムージーの素材に使用されているパイナップル、バナナに含まれるグルコース、フルクトース、スクロースなどの単~二糖類が早期に吸収した影響が考えられました。

これらよりスムージーは食物繊維が多く含まれ、脂質量が少なく、その結果、包装米飯と比べてAUCが小さく、食後血糖が最高値に達する時間が早いが低下も早く、血中インスリンを上げにくい可能性が考えられ、糖化ストレス抑制および生活習慣病予防に有用と考えられました。

果物・野菜由来の食物繊維やビタミン類の摂取に繋がり、生活習慣病予防に有用

01食パンとスムージー摂取の比較

食パン170g、スムージー全量(750g)、食パン80g+スムージー半量(375g)摂取の影響を比較しました。各試験品摂取時のAUCは、食パン80g+スムージー半量(375g)が最も大きく、次いでパン170g、スムージー全量(750g)が最も小さかった。
しかし群間差は有意ではありませんでした。
食後血糖の上昇値(血糖⊿値)は、15分後においてスムージーが食パンと比べて有意に高く(p=0.046)、30分後において食パン80g+スムージー半量が食パンと比べて高い傾向(p=0.054)を示し、120分後においてスムージーが食パンと比べて低い傾向(p=0.077)を示しました。
食後血糖値は各試験品ともに摂取30~45分後に最高値となった後低下しました。
しかし各試験品摂取45分後の血糖値には差異はありませんでした。
これらより、食パン摂取を基準としたときのスムージーおよび食パンとスムージーの併食は、食後血糖上昇による糖化ストレスに差異がないと考えられました。
しかし食事にスムージーを追加することは、果物・野菜由来の食物繊維やビタミン類の摂取に繋がり、生活習慣病予防に有用と考えられました。

食後血糖値は果物や野菜をスムージーにして摂取することによる影響が殆どない

03スムージーとスムージー素材生食の影響比較

食パン80g+スムージー半量(375g)の摂取と、食パン+スムージー素材を生食した場合を比較することによって粉砕処理の影響を比較しました。
食パン+スムージー半量または素材の生食摂取におけるAUCの差は多少ありましたが有意ではありませんでした。
食後血糖の上昇値(血糖⊿値)は、45分後に食パン+スムージー半量素材の生食摂取が若干低かったが、15分後から120分後(試験終了)まで、両試験品摂取による違いがありませんでした。
これらより、食後血糖値は果物や野菜を粉砕処理し、スムージー化して摂取することによる影響が殆どないと考えられました。

まとめ

健康な被験者11名に対して包装米飯を基準食として糖質量を一致させた、ドールトリオプラス(以下、スムージー)、スムージー素材の生食、食パンを摂取させ、食後血糖の影響を評価しました。
その結果、スムージーの摂取はAUCが小さく、食後の高血糖状態時間も短く、糖化ストレスの観点から有用である可能性が考えられました。
 <参考文献>
1)林 進:食生活によるGlycemic Index(グライセミックインデックス)の活用. Kellogg’s Update 104; 1-4: 2009

試験の概要

1. 目的:
「ドールトリオプラス」スムージーの摂取による食後血糖値への影響を検証する。
2.試験品:
「ドールトリオプラス」スムージー
パイナップル350g、バナナ150g、ブロッコリ50g、セロリ70gに水を加え、
総重量750gをミキサーで粉砕、撹拌し、スムージーとしたもの
(・基準食「包装米飯」200g ・食パン170g 
※糖質量をほぼ同等にするために上記のように設定した。)
3.試験方法:
単回摂取試験
4.期間:
2012年9月~2012年10月
5.被験者数:
11名
6.参加基準:
①20歳以上の健康な方
②BMIが30以下の方
③過去1年間の検査で耐糖能異常がない方
④本試験参加に書面で同意した方
7.試験品の摂取方法:
①ドールトリオプラス
ドールトリオプラス全量を摂取時間10分で摂取した。 ②基準食「包装米飯」
摂取時間は10分、一口の咀嚼回数を30回とした。
摂取開始から検査終了までの水分摂取量は150mlとした。
③食パン
摂取時間は10分、一口の咀嚼回数を30回としたが、明確に規定せず、
摂取時間を優先させた。
摂取開始から検査終了までの水分摂取量は300mlとした。
④食パン+ドールトリオプラス
食パン80g +「ドールトリオプラス」半量として、パイナップル175g、バナナ75g、
ブロッコリ25g、セロリ35g、水を加え総重量375gをミキサーで粉砕、撹拌し、
スムージーとして摂取した。 摂取時間は10分とした。
食べる順序は規定せず、併食とした。
⑤食パン+ドールトリオプラスの材料を生食
食パン80g +「ドールトリオプラス」半量相当量(パイナップル175g、バナナ75g、
ブロッコリ25g、セロリ35g)を粉砕せず、一口大にカットして摂取した。
摂取時間は10分、一口の咀嚼回数を30回とした。
摂取開始から検査終了までの水分摂取量は150mlとした。
食べる順序は規定せず、併食とした。
8.有効性の評価:
血糖上昇曲線およびその下面積(血糖AUC)

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