購入することで、地域やスポーツチームの後押しにつながる「バナナ」があることをご存じですか? そのひとつである「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」の躍進について、日本女子サッカーチーム・スフィーダ世田谷FCの選手、メインスポンサーを務めるサミット社員へのインタビューをお届けします。
目次
発売3年目、勢いを増す「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」
Doleでは、地域振興、スポーツ振興などをテーマに、地域の特性をいかしたバナナの販売をサポートしています。日本女子サッカーのなでしこリーグ1部に所属する「スフィーダ世田谷FC」のメインスポンサーであるスーパーマーケット「サミット」が、全店舗で販売している「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」もそのひとつ。使用されているのは、Doleの高品質なバナナです。
2022年から販売を開始した「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」は、1袋販売されるごとに3円がスフィーダ世田谷FCの地域貢献活動資金として寄付されます。販売規模は徐々に拡大し、2024年4月から2025年3月の販売による寄付金は140万円を突破しました。

アスリートには欠かせないバナナを通して、サッカークラブと地域がより深くつながっているこの取り組みは、どのように生まれ、選手や地域にどのような影響を与えているのでしょうか? スフィーダ世田谷FC に所属する5名の選手と、サミット砧店の店長にお話を伺いました。
お話をしてくれたのはスフィーダ世田谷FC所属選手のこの方々

柏原美羽(かしわばら みう)選手
背番号3 DF
「好きなバナナの食べ方は、ヨーグルトと一緒に食べることです」

渡邊那奈(わたなべ なな)選手
背番号7 DF
「好きなバナナの食べ方は、無糖ヨーグルト、はちみつ、きな粉と一緒に食べることです」

堀江美月(ほりえ みつき)選手
背番号9 FW
「好きなバナナの食べ方は、プロテインとオートミールと混ぜて、電子レンジでチンして食べることです」

内田美鈴(うちだ みすず)選手
背番号13 FW
「好きなバナナの食べ方は、本音で言うとチョコにつけて食べるのが好きですが、普段は控えています(笑)」

佐藤李那(さとう りな)選手
背番号27 FW
「好きなバナナの食べ方は、ヨーグルトと一緒に食べることです」
ふたつの顔を持つ選手たち
─まずクラブについて伺いたいのですが、スフィーダ世田谷FCはどんなクラブなのでしょうか?
柏原 なでしこリーグ1部のトップチームとアカデミー(小学生・中学生・高校生・ママさん、ブラインドサッカー)、合わせて約200人の選手が所属する日本最大規模の女子サッカークラブです。老若男女が、スフィーダ世田谷FCというクラブを通して、スポーツを楽しめるのが魅力だと思います。


─みなさんはトップチームでサッカー選手として活躍しながら、サミットにも勤務されているそうですね。どのような業務を担当されているのでしょうか?
堀江 私は、主に品出しを担当していて、チラシの商品の売り場作りを担当することもあります。フルタイムの勤務ではないのですが、週の半分以上はサミットで仕事をしています。
佐藤 私は調理業務を担当しています。作ることが好きなので、楽しく働いています。
─両立は大変だと思いますが、ふたつの顔を持つからこそ得られたものもありますか?
渡邊 選手として常に体を動かしていることで身体能力的なところは維持しつつ、サミットでの業務を通じてコミュニケーションスキルを高められるのが良いところだと感じています。
柏原 サッカー選手としての活動とは別に働く場所があることで、出会いが増え、コミュニティが広がりました。加えて、社会人としての責任が生まれて、一人の人間としても成長できたと感じています。
―サッカー選手と社会人を両立するためには気持ちの切り替えも必要だと思いますが、大変ではないですか?
柏原 職場がすごく楽しくて、切り替えという部分ではあまりパワーを使っている感覚はありません。サミットの皆さんとのコミュニケーションが、リフレッシュの時間にもなっている気がします。
両立する上で難しいと感じるのは、万全な状態でサッカーに臨めるように、体のケアをしたり、栄養に気をつけて食事をしたりすることです。限られた時間の中で、自分なりのサイクルを確立するまでは大変だなと思うこともありました。
渡邊 サッカーの練習や試合は体への負荷が大きいから、体づくりは欠かせないですもんね。私も柏原選手と同じように食事では栄養を考えながら、日々の生活の中では体のケアのために睡眠時間をしっかり確保することなどを意識しています。



栄養豊富、エネルギーにもなるバナナはなくてはならない存在
―ところでみなさん、バナナはお好きですか?
選手一同 好きです!!
―どれくらいの頻度でバナナを召し上がっていますか?
内田 学生の頃にバナナの効果を聞いて、自分に必要なものだと感じたので試合前には必ずバナナを食べるようになりました。今も試合前のルーティンのようになっています。
柏原 バナナが好きだから、私は練習や試合に関係なく、毎朝食べています。

―みなさんにとってバナナは、どのような存在ですか?
佐藤 バナナは「補食」です。フルーツなので、ちょっとお腹が空いたときなどに罪悪感なく食べられるところが気に入っていて、とても助けられています!
渡邊 私にとっては、カリウムがたっぷり含まれている「美容の神」です。家に常備するようにして、よく食べています。
堀江 私も家に常備しています。バナナは、私にとって体のメンテナンスに欠かせない存在です。味も好きなので、できれば毎日食べたいくらい。
内田 バナナは、1本で手軽にたくさんの栄養が摂れる食べ物というイメージです。そのうえエネルギーにもなってくれるので、良いことだらけです。
柏原 この質問を事前に伺っていたので、実は私、バナナへの想いを書いてきたんです(笑)。
―大好きなバナナへの手紙ですね(笑)。ぜひ聞かせてください!
柏原 じゃあ、読みますね。「いつもありがとう、バナナ。ずっと一緒だよ」以上です(笑)。
選手一同 あはは(笑)。
―バナナへの愛と感謝が伝わってきます! 本当にバナナがお好きなんですね。
柏原 はい。小さい頃からずっと好きで、相棒みたいななくてはならない存在です。
バナナを食べてサッカークラブを応援?!
―ここからは、「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」について伺います。店舗内にスフィーダ世田谷FC応援コーナーが常設され、選手によるイベントなども開催されているサミット砧店の宇山新一(うやま しんいち)店長にもご参加いただきます。宇山店長、「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」とは、どのようなバナナなのでしょうか?
宇山 その名の通り、購入することでスフィーダ世田谷FCの活動を応援できるバナナです。スフィーダ世田谷FCのメインパートナーを務めるサミット、お客様、お取引先様が一緒になって、「スフィーダ世田谷FCやサミットに関わるみなさんと一緒にクラブを応援したい」という思いから生まれた商品です。

─本日同席いただいているスフィーダ世田谷FC監督の川嶋珠生(かわしま たまい)さんは、このプロジェクトの発足時から携わっていらっしゃると伺いました。
川嶋 はい、当時は広報担当として参加していました。「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」は、「『スフィーダ』を通じて、世田谷をもっと楽しくする」という我々のビジョンに共感してくださったDoleさんに声をかけていただのがきっかけになっています。宇山店長がお話しされていた通り、スフィーダとサミットさんも、クラブチームとメインパートナーのより密接で新しい関係を築けないかと模索していた時期だったので、タイミングもぴったりだったんです。
―「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」を購入する方は、やはり熱いスフィーダ世田谷FCファンの方が中心なのでしょうか?
宇山 販売を開始した当初は、多くはスフィーダファンの方が購入されているんだろうなと捉えていました。ですが、年々販売数が伸びていて、最近はファン以外の層の需要も増えてきているのを感じています。
川嶋 これはものすごく特殊なケースだと思うのですが、本当にありがたいことに「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」は、我々のホームである世田谷の店舗だけではなく、サミットの全店舗で販売されているんです。だからこそ、世田谷のみなさんはもちろん、より広く、多くの方とクラブをつないでくれる架け橋のような存在にもなっています。
―「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」が、地域を越えてスフィーダ世田谷FCのコミュニティを広げているんですね。サミットでは、選手による応援バナナの販売イベントも実施されていると聞きました。
内田 私は先日初めて販売イベントを経験したのですが、スフィーダを応援するバナナだと知っていて購入してくださる方がたくさんいらっしゃることに驚きました。
反対に、スフィーダのことをまったく知らずに手に取ってくださるお客さんもいて。バナナを通じてスフィーダのことを知って、「応援するね」と声をかけてくださり、その言葉にパワーをもらいました。
―貴重な体験ですね。
内田 はい。テレビなどでクラブの情報が発信される機会はまだまだ少ないので、バナナやイベントを通じてたくさんの方に知っていただけるのが、本当に嬉しいです。
佐藤 私も先日、初めて応援バナナを販売しました。スフィーダに加入して日も浅く、応援してくださる方と接する機会があまりなかったのですが、イベントのことを知って、足を運んでくださった方もいて。子どもから大人まで多くの方にあたたかく応援いただいていることを改めて実感し、もっとがんばろうと、気合が入りました。
―サミットとしては、「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」にどのような未来を描いていますか?
宇山 サミットは、これからもクラブと一体となってスフィーダを盛り上げていきたいですし、そのためのひとつのコンテンツとして「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」もさらに進化していければと思っています。砧店としても、引き続き店舗をあげてスフィーダを応援し、その熱量を地域のお客様にも伝えていきたいと考えています。


内田 砧店のようにスフィーダの選手ののぼりを立ててくださっているサミットの店舗がいくつもあって、私の地元の店舗にも昔から飾られています。別のチームに所属しているときから良いなあと思っていたので、今スフィーダに所属できていることが嬉しいです。
―「スフィーダ世田谷FC応援バナナ」の販売売上の一部はクラブに寄付され、地域貢献活動に役立てられるそうですね。どのようなことを行っているのですか?
柏原 学校訪問をしてサッカー教室を行ったり、地域のお祭りなどに参加させていただいたりと、さまざまな活動をしています。
その中でも規模が大きいのが、クラブが主催する「スフィーダ大蔵夏祭り」です。サッカーの試合が見られるほか、夏祭りの屋台なども楽しめる地域に密着したイベントになっていて、昨年(2024年)はのべ2000人以上の方が来場してくれました。3回目となる今年は8月24日(日)に開催予定なので、この記事を読んでくださっているみなさんもぜひ遊びに来てください!


―スフィーダ世田谷FCが、そういった地域貢献活動にも力を入れているのはなぜなのでしょうか?
渡邊 「世田谷をもっと楽しくする」というビジョンがあるので、単にサッカークラブとして活動するだけではなく、地域社会と一緒に成長していくことがクラブとして重要だと考えているからです。スポーツを通して人と人がつながることで、地域にさらに活気が出て、多くの人を笑顔にできる。そう思って、地域貢献活動に力を入れています。
私はサッカー教室に行く機会も多いのですが、小さなお子さんに、サッカーの魅力やボールで遊ぶ楽しさを知ってもらうお手伝いができるのがすごく嬉しくて、やりがいも感じています。

―最後に、スフィーダ世田谷FCの選手として、これからどんな選手、どんなチームになっていきたいですか?
佐藤 たくさんの方に応援したいと思ってもらえるようなチームや選手になることが目標です。サッカー好きの方はもちろん、初めて試合を観に来てくださった方にもサッカーの魅力を知ってもらえるよう、自分が得意とするドリブルで会場を楽しませられる選手になりたいです。
内田 私もたくさんの方に応援される選手、チームになることがとても重要だと思っています。そのためにも、サッカーだけを一生懸命やるのではなく、職場でお仕事もしっかりとやって、周りの方々に応援したいと思ってもらえる人間になっていきたいです。
渡邊 これからも、地域に愛されるチームであり続けたいと思います。私は気持ちのこもったプレーを売りとしているので、誰かの心を元気づけたり、勇気づけたりできるようなプレーをしていきたいです。
堀江 チームとして、まずは優勝することを目標にしています。スフィーダ世田谷FCが好成績をあげることで、いつも応援していただいている世田谷を盛り上げていきたいんです。そのためにも、優勝につながるような結果を出し続けることが、個人的な目標です。
柏原 サッカー選手としてもっと成長し、またクラブの一員として積極的に地域のみなさんとつながっていきたいです。それが、誰かのがんばるエネルギーになれたら嬉しいので。少し大袈裟かもしれませんが、スフィーダ世田谷FCに関わるすべての方の「生きる糧」になれたらなと思っています。

■商品情報

スフィーダ世田谷FC応援バナナ
原産地:フィリピン
内容量:約550g(1袋)
販売店舗:サミットストア全店
※1袋の販売につき3円が、スフィーダ世田谷FCが行う地域貢献活動に役立てられます。
※記事の情報は2025年8月22日時点のものです。