バナナは冷凍保存ができるフルーツです。「買い過ぎて余らせてしまった」「うっかり黒くなるまで放置してしまった」、そんなバナナも冷凍すればおいしさを損なわずに最後まで楽しめます。バナナの冷凍保存の方法やメリット、冷凍バナナの活用アイデアをわかりやすくご紹介します。
目次
バナナの冷凍保存におすすめの方法
バナナは、皮をむいてラップで包むだけで簡単に冷凍保存できますが、使い方に合わせて保存形状を変えると、より使い勝手のいい冷凍ストックになります。ここでは3種類の保存方法をご紹介します。
① 丸ごと冷凍する

バナナの皮をむき、1本ずつラップに包んで冷凍します。
一番手軽な方法はこれ! 半解凍すればそのままバナナアイスのように食べることができ、半分に切ってスティックを刺してから凍らせれば、ワンハンドフードの下準備にもなります。
スティックを刺して凍らせたバナナを使ったレシピはこちら
② 輪切り(スライス)にして冷凍する

皮をむいたバナナを1cm厚さ程度の輪切りにし、バナナ同士が重ならないようにラップに包んで冷凍します。
アレンジのしやすさなら、この冷凍方法がNo.1! バナナの食感が適度に残るのでヨーグルトやアサイーボウルのトッピングにしたり、解凍しやすいサイズ感を活かして牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけてスムージーにしたりと幅広く使えます。
③ 潰して冷凍する

皮をむいたバナナをフォークなどで潰し、ラップで包むか保存袋に入れて冷凍します。使用する道具を最小限に抑えたい場合は、保存袋に適度な大きさにしたバナナを入れ、袋の上から手で潰す方法もあります。


潰したバナナは薄く平らに伸ばしてから冷凍すると解凍時間を短縮でき、すぐ使いたいときにもぴったりです。離乳食や少量使いには、小分けにすると無駄なく使い切ることができます。
冷凍バナナの気になるギモン
Q1 冷凍に適しているのは、どんな状態のバナナ?
バナナは冷凍すると追熟しないので、お好みの状態に熟したときが冷凍に最適なタイミングです。バナナの食べ頃の見分け方は、こちらの記事でご紹介しています。
Q2 バナナを冷凍するとき、皮はむく?
バナナは皮ごと凍らせるとむきにくくなってしまうため、冷凍前にむいておきましょう。
Q3 冷凍でバナナが黒くなるのを防ぐ方法はある?
バナナの変色を防ぐには、原因である酸化を防ぐことが大切です。レモン汁を少量かけたり、できるだけ空気に触れないようにラップや保存袋を使用したりする方法が効果的です。
Q4 冷凍したバナナはどれくらい日持ちする?
保存形状や状態などにより異なりますが、例えば輪切りにした冷凍バナナの保存期間の目安は約1ヵ月*です。
*参考:おいしさをもっと長持ちさせる夏野菜&果物の保存術(農林水産省)
Q5 冷凍したバナナの解凍方法は?
冷凍したバナナは常温や冷蔵庫で解凍できますが、元のバナナのような食感には戻らず、完全に解凍するとやわらかくなりすぎてしまいます。そのため、解凍する場合は半解凍の状態で食べるのがおすすめです。
バナナを冷凍するメリットは?

バナナは冷凍することで長く保存できるだけでなく、おいしさをキープできることが大きなメリットと言えます。特に夏は気温が高く、冬に比べて常温保存だと追熟が早く進むため、甘く熟したバナナの食べ頃を逃さず保存できるのは嬉しいポイントです。
また凍らせたバナナは汎用性が高いのも魅力です。アイス感覚でそのまま食べるのはもちろん、自然な甘みを活かしてケーキやカップスイーツなどの手作りおやつに、ジュースやスムージーに加えればとろりとした食感をプラスできます。さまざまなアレンジをしながら手軽に摂取できるフルーツとして、冷凍バナナはとても便利です。
冷凍バナナを活用! アイデアレシピいろいろ
さっぱりも濃厚も。スムージーやカフェ風ドリンクに!

砂糖要らずの濃厚バナナジュース。熟した冷凍バナナと生のバナナのW使いがポイント。

冷凍バナナとココアで作る、濃厚なフローズンドリンク。

バナナを冷凍しておけば、カフェメニューがいつでもおうちで簡単に!
ひんやり甘いフローズンスイーツに!

砂糖・卵不使用。熟した冷凍バナナで作るナイスなアイスクリーム。

たったの99kcal! グラノーラの食感がアクセントの手軽に作れるデザート。

冷たくて甘い、でも濃厚!バナナのGABAと一緒にひんやりアイス。
おやつや軽食にぴったりな、ワンハンドフードに!

外はカリカリ、中はトロっと。アメリカンドッグ風のアイデアレシピ。

お子さんと一緒に手軽にかわいく作れるアイスポップ。
冷凍したバナナの楽しみ方は無限大! 冷凍庫にストックしておけば、朝食やおやつ作りの強い味方になります。冷凍保存を上手に使って、バナナをおいしく食べ切りましょう。
※記事の情報は2025年10月17日時点のものです。