SNSで発信するレシピが“シンプルなのに驚くほどおいしい”と次々バズり中の、話題の料理家・長谷川あかりさん。長谷川さんは、普段からフルーツを料理に取り入れるのも大好きなのだとか。そこで、おもてなしにぴったりで簡単にできる、フルーツを使ったサラダの作り方を教えていただきました。長谷川さんとフルーツの関係から、料理への使い方のコツなどを伺ったインタビューと合わせてお楽しみください。
教えてくれたのはこの方
長谷川 あかり(はせがわ あかり)さん
料理家・管理栄養士。1996年生まれ。埼玉県出身。10歳から芸能活動を始め、『天才てれびくんMAX』などに出演。結婚を機に芸能界を引退後、短大・大学へ進学し管理栄養士の資格を取得。2022年から本格的に料理家・管理栄養士として活動を開始。シンプルながら意外性のある食材の組み合わせがSNS で話題となり、現在、Xのフォロワーは76万人超え。近著『シンプルだから悩まない! ワンパターン献立』(ダイヤモンド社)も好評。
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Instagram▶@akari_hasegawa0105
目次
フルーツを使ったサラダは、おもてなしにもおつまみにもぴったり!

まずは、長谷川さんおすすめのフルーツを使ったサラダ2品のレシピをお届けします。教えていただくのは、「マンゴーとホタテのエスニックマリネ」と、「アボカドときゅうりの梅マスタードサラダ」。火を使わず簡単にできて彩りもよく、ワインやビール、日本酒など、お酒との相性もいいので、ホームパーティなどのおもてなし料理にもぴったりです。
【レシピ】マンゴーとホタテのエスニックマリネ

どんなレシピ?
ペルーでよく食べられる魚介マリネ、セビーチェ風の“小粋なエスニックサラダ”を作りたいという気持ちから生まれた一皿です。「フルーツカップ 至福のマンゴー」は果肉だけでなく、果汁100%、砂糖不使用の液部もすごくおいしいので、丸ごと使ってマリネにしました。紫玉ねぎ、パセリ、にんにくを合わせることで、爽やかさの中にも深みのある味わいになっています。

材料(2人分)
フルーツカップ 至福のマンゴー…1個
ホタテ(刺身用)…80g
紫玉ねぎ…50g
パセリの葉…10g
- ▼A
・ナンプラー…小さじ2
・オリーブオイル…小さじ2
・おろし生姜…小さじ1
・おろしにんにく…小さじ1/8
・レモン汁…小さじ1
・塩…少々
・あらびき黒胡椒…適量
使用するDoleの商品は…

フルーツカップ 至福のマンゴー
手軽に毎日フルーツを食べられるドールのフルーツカップ。
やわらかマンゴー果肉とピューレ入り100%果汁のハーモニー。液部は、シロップ・砂糖不使用で、果物だけのおいしさを楽しめます。
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作り方①食材の下ごしらえをする

「フルーツカップ 至福のマンゴー」(1個)の液部をボウルに入れ、果肉は1.5~2㎝角に切ります。ホタテ(80g)は1.5~2㎝角に、紫玉ねぎ(50g)とパセリ(10g)はみじん切りにします。
作り方②食材と調味料を和える

「フルーツカップ 至福のマンゴー」の液部を入れたボウルに、マンゴーの果肉、ホタテ、紫玉ねぎ、パセリを加え、Aの調味料も合わせてよく混ぜたら完成です。
おすすめアレンジは?
今回はホタテを使いましたが、えびやたこ、いか、サーモンなどに変えても◎ 鶏肉を使う場合は、少し塩を増やすのがおすすめです。
【レシピ】アボカドときゅうりの梅マスタードサラダ

どんなレシピ?
この料理はなんといってもアボカドの味が決め手! 完熟アボカドが手に入ったときにぜひ作っていただきたいレシピです。材料はいたってシンプルですが、全部の素材が主役。濃厚なDoleのアボカドに、梅で酸味を加え、マスタードでピリッと締めて、きゅうりで食感を出しました。すべての食材の味が層になることで、おいしさがアップします。

材料(2人分)
きゅうり…1本
塩…ひとつまみ
アボカド(完熟)…小1個(正味100g)
梅干し(塩分濃度10%使用・甘くないもの)…大1個(正味20g)
粒マスタード…小さじ1
使用するDoleの商品は…

アボカド
手軽で食べやすく、子どもから大人まで幅広く愛されています。独自の技術と情熱を注ぎ込んで作られた高品質なドールのアボカドをご賞味ください。
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作り方①きゅうりを塩もみにする

きゅうり(1本)は薄くスライスしたあと、塩(ひとつまみ)を振ってなじませ、10分置いたらしっかり絞って水気を切ります。
作り方②アボカドを切り、梅干しを叩く


アボカド(小1個)は1.5~2㎝角に切ります。梅干し(大1個)は、種を取って叩いておきます。
作り方③食材と調味料を和える

アボカドときゅうりをボウルに合わせ、マスタード(小さじ1)、叩いた梅干しを加えます。アボカドをきゅうりに絡めるようにしながら、よく和えます。味をみて、塩(分量外)で調えたら完成です。
おすすめアレンジは?
ごま油をほんの少したらすと“優しいネオ中華風”になりますし、クリームチーズを加えると洋風になります。オリーブオイルで熱したクミンオイルをかけるのも、スパイシーに味変できて楽しいですよ。
【インタビュー】子どもの頃から、“フルーツは生活の一部”でした
―ここからは「フルーツとの付き合い方」をテーマにお話を伺います。長谷川さんは、普段からフルーツをよく食べますか?
はい、よく食べています。祖父が山形で農家をしていて、さくらんぼやりんごを作っていたので、子どもの頃からフルーツは身近な存在でした。常に家にあるものだったので、今も当たり前のように生活の中にあります。
特に好きなのは、桃やマンゴーなどの“濃厚系”。フレッシュなフルーツも好きだし、加工品のフルーツも好きで。それぞれの良さがあって、どちらも最高ですよね。
フルーツって人によっては、節約するときに最初に削るものになることもあると思うんですけど、私は絶対に最後まで削りたくない派。アボカドを我慢するくらいなら、ひと駅分歩いて電車代を節約しようと思うほど(笑)。フルーツは、それくらい大事な存在です。

―フルーツへの愛を感じます! 長谷川さんが考える“フルーツのいいところ”を教えてください。
フルーツって、お菓子でもなく、食事でもない、唯一無二の立ち位置だなって思います。デザートやおやつにすれば、ケーキを1個食べるよりもお腹が膨れるし、脳もしっかり満足するのに罪悪感がありません。それがすごくありがたいと感じています。夜ごはんを食べた後、ちょっと甘いものが欲しいなっていうときに、冷蔵庫にフルーツが入っていたら、「買っておいてくれてありがとう、自分」っていう気持ちになります(笑)。
私にとってフルーツは、食べることで気分転換になるし、栄養も摂れるし、甘くて心も癒されるしと、いいところばかり。本当に“感謝”です。
―ちなみに、フルーツはどんな風に食べるのが好きですか?
普段はそのまま食べることが多いです。農家の孫なので、丸ごとそのまま食べる感覚を受け継いでいるから、じつは高校生くらいまでは、桃も皮ごと食べるのが普通だと思っていて。皮をむいて食べたり、ヨーグルトに入れるような食べ方があることはあとあと知りました。
―そのまま食べる以外に、お料理にフルーツを使うこともありますか?
はい、お料理にも使います。おもてなしにも便利で、友達が家に来たときにフルーツを使ったサラダがあると、それだけで場が盛り上がるんです。フルーツと野菜を和えたり、チーズと合わせたりとか、そんな一品があるだけで、“今日は頑張らなくても、もう大丈夫”という気持ちになれるので心強いです。
―フルーツを料理に使うときはどんなことを意識していますか?
フルーツには甘みがあるので、料理になるか、スイーツになるかは、塩味がキーになると思っていて。甘みと塩味のバランスによってそれが決まると思います。
甘みと塩味をどうつなぐかも工夫のしどころで、そこも面白いです。たとえば今回紹介した「マンゴーとホタテのエスニックマリネ」なら、紫玉ねぎやパセリ、おろしにんにくで、調味料の塩味とマンゴーの甘みをつなぐイメージで作りました。
「至福のマンゴー」はほかにも、春菊やセロリと合わせてライムをしぼって、そこにパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)を振ったりしてもおいしそう。チーズのような乳製品を加えて塩味をつけると、全体がまろやかにコーティングされるので、全体が調和しやすくなります。
そういうコツを知っておくと、フルーツを料理にあまり使ったことがない方でも、アレンジしやすいと思います。

―なるほど! 今回のレシピで使っていただいた、Doleの「アボカド」と「フルーツカップ 至福のマンゴー」の印象をお聞かせください。
「アボカド」は、味が濃厚で感動しました。アボカドって、結構当たり外れがありますよね? でも、今回使ったDoleのアボカドは、「私が食べたいアボカドはこれだ!」って、正に好みの“ど真ん中”。森のバターと呼ばれるにふさわしいクリーミーなおいしさに、テンションが上がりました。
それから、「フルーツカップ 至福のマンゴー」もおいしくてびっくり。加工したマンゴーは冷凍のものをよく見かけますが、それよりもっと味が濃厚で、砂糖のシロップじゃなくて果汁に漬けてあるところもよくて。果物そのものを食べている満足感があります。砂糖不使用だから料理に加えても自然になじんで、アレンジもしやすいです。冷やしても常温でもおいしく食べられるので、ストックしておくのにも向いていると思います。
―最後に、読者にメッセージをお願いします。
フルーツはそのまま食べてももちろんおいしいですし、いろいろな料理にも使えます。今回のレシピのようにマリネにしたり、照り焼きのみりん代わりに使ったりとさまざまなアレンジができます。私はフルーツを常備しておくと、それだけで毎日がちょっと楽しくなるなと思っています。
とくに年末年始など大勢で集まることが多い時期に、フルーツを使った料理はぴったり。「これ、何が入っているの?」って会話の種になるし、テーブルが華やぎます。今までフルーツを料理に使ったことがなかった方も、ぜひ試してみてくださいね。

※記事の情報は2025年12月19日時点のものです。
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