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【ワカモレのレシピ】大使公邸シェフ直伝! 本場メキシコの作り方

本場メキシコの味をご自宅で! メキシコ料理の定番「ワカモレ」の作り方を、在日メキシコ大使公邸シェフ、ディエゴ・ロペス・ファリアスさんに教わりました。簡単に作れるのに、本格的な味わいに仕上がるレシピです。完熟アボカドの見分け方から現地での楽しみ方まで、ワカモレをよりおいしく味わうヒントもあわせてお届けします。

この方に教えていただきました!
ディエゴ・ロペス・ファリアスさん

ディエゴ・ロペス・ファリアスさん

在日メキシコ大使公邸シェフ兼メキシコ料理のプロモーター
メキシコのソル・フアナ修道院大学でガストロノミー(食文化)の学士号を取得。メキシコ、フランス、モナコ、日本など、さまざまな国で食文化の分野で活躍。2024年1月に、メキシコ大使館のメキシコ料理プロモーターおよび大使公邸シェフとして日本に赴任。日本におけるメキシコ産品とメキシコ料理のプロモーション戦略に携わり、メキシコ料理レストランへの料理指導、日本での食の祭典や見本市への出展など、多岐に渡るプロジェクトを手掛けている。

ワカモレとは、アボカドが主役のメキシコ料理

──まずワカモレとは、どんな料理なのでしょうか?

ワカモレとは、アボカドをつぶし、火を通さずに作るシンプルなソースで、メキシコでは広く親しまれています。メキシコ料理には数えきれないほどのソース料理があり、ワカモレはそのひとつです。

完熟のアボカドを粗くつぶし、刻んだ生の玉ねぎ、トマト、青唐辛子、パクチーに塩とライムを加えて混ぜるだけ。身近な食材で作れるのも魅力です。少ない材料であっという間に完成するのに、香りや味わいが非常に豊かで、シンプルなのに奥深いのが特徴です。アボカド特有のうま味やクリーミーさに、玉ねぎの辛味と食感、青唐辛子の刺激、ジューシーなトマトの果肉とハーブの爽やかさが重なって、噛むほどに味と香りが口の中に広がります。

──アボカドが主役の、メキシコで愛されている料理なのですね。それでは早速、ワカモレの作り方を教えてください!

はい、今回はメキシコ大使館公式のレシピをご紹介します。

絶品!ワカモレの作り方

ワカモレの材料

ワカモレの材料

材料(2〜3人分、作りやすい分量)

  • アボカド(完熟のもの、撮影では「Dole極撰アボカド」を使用)…1個

  • 赤玉ねぎ(または玉ねぎ)…1/4個

  • トマト…1個

  • パクチー…1束

  • ライム…1/2個

  • 青唐辛子…1本

  • 塩…少々

  • トルティーヤチップス…適量

風味が異なりますが、ライムはレモンでも代用できます。レモンはライムと比べて酸味が強いので、使用する量は半分程度にしてください。

ワカモレの作り方①│食材をカットする

ワカモレの作り方①│食材をカットする

赤玉ねぎ、トマト、パクチー、青唐辛子をみじん切りにします。

トマトは水っぽくなったり酸化したりするのを防ぐため、種と周囲のゼリー状の部分を取り除いてから切ります(下の写真左は種と周囲のゼリー状の部分を取り除いているところ)。

取り除いた部分は、煮込み料理などに活用できます。

ワカモレの作り方②│アボカドを粗くつぶす

ワカモレの作り方②│アボカドを粗くつぶす

ナイフでアボカドにぐるりと縦に一周切れ目を入れ、種を外します。種を取ったら皮から果肉を外してボウルなどに入れ、スプーンの背で粗くつぶします。

今回は火山岩でできたモルカヘテという石臼を使っていますが、ご家庭にあるボウルでOK!
アボカドはある程度形を残すようにざっくり粗めにつぶすのがポイントです。粗めにつぶすことで、アボカドの香りや食感が楽しめます。

ワカモレの作り方③│アボカドに食材を加える

ワカモレの作り方③│アボカドに食材を加える

②に、赤玉ねぎ→青唐辛子→トマト→パクチーの順で、みじん切りにした食材を加えます。

食材を入れるたびに全体を混ぜますが、トマトを入れた後は、軽く混ぜ合わせる程度にしてください。そうすることで、ワカモレが水っぽくなるのを防ぐことができます。

ワカモレの作り方④│ライムと塩で味付けをして完成!

ワカモレの作り方④│ライムと塩で味付けをして完成!

ライムの果汁を絞り入れ、塩ひとつまみを加えて全体を混ぜ合わせます。味をみて調整したら完成です!

ワカモレの完成

完成したワカモレは、トルティーヤチップスを添えたり、タコスのトッピングにしたりと、お好みのスタイルでお楽しみください。

ワカモレはフレッシュなソースなので、ぜひ出来立てを食べてください!

メキシコ大使公邸シェフ直伝! 完熟アボカドの見分け方&意外な使い方

──レシピでは完熟したアボカドを使うとのことでしたが、中身が見えないお店の売り場で、正確に見つけるのは本当に難しいと感じます。食べ頃の、おいしいアボカドを探すコツを教えてください。

メキシコ大使公邸シェフの私がやっている、とっておきの裏ワザをお伝えします。コツは3つあります。

ディエゴ・ロペス・ファリアスさん

ディエゴさん流! 完熟アボカドを見分けるポイント

①アボカドの皮(外皮)

まず、外皮をよく見てください。青くなく黒味がかかっていて、なおかつ光りすぎていないものがおすすめです。意外ですが光沢が強すぎず、マットな質感のアボカドがよいのです。

②やわらかさ

手のひら全体でアボカドを握って少しだけ圧をかけ、果肉の弾力を感じてください。固すぎず、ぐにゃぐにゃもせず、ほどよく柔らかさのあるものがベスト。ただしスーパーでは購入前の売り物なので、くれぐれも優しく握って確かめてください。指先でなく手のひら全体で握ると傷みません。

③ヘタの取れた跡の色

本来はナイフでヘタを外し、外したあとの穴を見るとよいのですが、購入前はこの方法では確認できません。もし購入時にヘタが取れているアボカドを見つけたら、その跡が黒ずんでいないかよく見てください。購入後に家で、包丁でポロッと外してみてもいいでしょう。跡が緑色だったら食べ頃です。

半分に切ったアボカド
ディエゴさんが目利きして選んだアボカドを切ってみると、完熟でまさに食べ頃!

──ワカモレは作り方や材料がシンプルな分、アボカドの質が重要になってきそうですね。

はい、ワカモレがこれだけ味わい深く、世界中で広く親しまれているのは、ひとえにアボカドという素材の力ゆえだと思います。

メキシコの人にとってアボカドは、歴史的に深い関係があり、特別な食材です。近年、健康を意識する人が増えていて、優れた栄養価でも注目されています。脂肪分の多くは不飽和脂肪酸ですし、抗酸化作用のあるビタミンE、体内の塩分バランスを整えるカリウムが豊富です。

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ちなみに「アボカド=野菜」だと思っている人も多いですが、アボカドは植物学的には果実(フルーツ)に分類されます。マンゴーやグァバと同じく、温暖な地域で育つ木の実で、メキシコは世界最大のアボカド生産国です。どの家庭でも常備されているほど身近な存在です。

──日常ではどんな食べ方をされているのでしょうか?

半分に割って生のままスプーンですくって食べたり、皮をむいてスライスしトーストにのせたり、トルティーヤにはさんでタコスにしたりしています。アボカドのクリーミーでコクのある濃厚な味わいは、パンにもトルティーヤにもよく合います。

アボカドで作るスープもたくさんあり、冷製のアボカドスープは夏場に食べやすい一品です。

アボカドを使ったレシピが多数掲載された大使館公式レシピBOOK「メキシコのキッチンから和の食卓へ」
WEBで公開されている大使館公式レシピBOOK「メキシコのキッチンから和の食卓へ」ではアボカドを使ったレシピも多数掲載。ダウンロードはこちら(外部サイト)

また最近では、スイーツにも使われることがあります。チョコレートと相性がよいので、アボカドでヘルシーな植物性のブラウニーを作ってもおいしいですよ!

──メキシコではアボカドの楽しみ方がとても幅広いのですね!

メキシコではワカモレをどう食べる?

──ところで、ワカモレは日本では前菜のイメージが強いですが、メキシコ現地での楽しみ方をもう少し詳しく教えてください。

先ほどもお話しした通り、ワカモレは加熱せず生で食べるソースです。どこの家にもあるアボカドを、そのままでなく少し手を加えたいとき、手軽な食材と組み合わせて、よりおいしく食べられるようにしたのがワカモレです。

ただしソースなので、ワカモレ単体をそのまま食べることはしません必ず何かとセットです。トルティーヤチップスや、トルティーヤではさんでタコスに、チーズと一緒に焼いてケサディーヤにしたり、「トトポス」という揚げたトルティーヤと楽しむこともあります。またトーストにのせたり、外側が固いバゲットのようなパンにはさむ「トルタ」というメキシコ風サンドイッチにしたりもします。肉料理の副菜として出すこともあります。

こちらは、青とうもろこし*のトルティーヤにグリルしたきのこやチキン、ビーフをはさみ、ワカモレをかけた、ちょっと贅沢な食べ方。おもてなしにもおすすめです。

あっという間に作れるので、急な来客にもぴったりですし、レストランだけでなく、ホームパーティーや、気のおけない仲間で集まるときなど、メキシコではワカモレはあらゆるシーンで欠かせません

そして、アレンジ自在なのもワカモレのよいところです。玉ねぎやトマトが苦手なら抜いてOK、お子さん向けには唐辛子やハーブなしでも作れます。

ドリンクとの相性も抜群で、ビールはもちろん、モヒートやマルガリータともよく合います。日本でも、メキシコ産のライムが全国のスーパーで気軽に手に入るようになりましたし、メキシコが誇る自由で奥深い料理・ワカモレを、ぜひ楽しんでください!

*メキシコ原産のとうもろこし。通常の黄色いとうもろこしより希少で香りが強く、アントシアニンを含むなど栄養価も注目されています。

記事に登場したDoleアイテムはこちら!

Dole極撰アボカド

Dole極撰アボカド
「お客様の求める味と食感」を追求し、独自の審査基準をクリアしたアボカドだけを厳選。
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※記事の情報は2026年3月18日時点の情報です。